General Practitioner

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「なぜ総合診療が求められるのか」

今まで解明されなかった様々な疾患の病態理解が進んでおり、治る疾患も増え、医療はどんどん専門性が強くなってきています。しかし一方で高齢化も進んでいく現代では、病態を把握しただけでは容易に答えの出ない問題が増えてきています。今後の医療のあるべき形はどのようなものなのでしょうか?高い専門性は間違いなく必要ですが、等しく必要とされるスキルがあります。それが総合診療が求められる所以です。

MISSION

MISSION

2018年度より新専門医制度がスタートしたことをきっかけにして、当院にも総合診療科が立ち上がりました。現代の医療で需要が高まっている総合診療、その活動内容を紹介します。

入院診療部門

入院部門では病院総合医を掲げ、全診療科の内科的管理を担っています。急性期病院としてできる内科的治療を、非内科領域の疾患で入院となった患者さんにも、必要性を判断し、提供することを目指しています。特に外傷整形外科に入院する骨折患者の多くは内科的疾患を抱えており、週2回の総合診療科×外傷整形外科他職種カンファレンスを通じて、整形外科領域にとどまらない総合診療を実践しています。看護師、リハビリ、医療ソーシャルワーカーなどコメディカルからの内科的問題提起も受け付けるよう工夫しており、今後は他診療科にも間口を広げ、さらに入院患者さんの生活を良くできるよう活動していきます。

外来・訪問診療部門

外来部門では、総合内科と共に内科初診患者さんを診察しています。当院は救急をベースとした急性期病院であり、どうしても急性期対応が中心とならざるを得ません。ただその中で、いかに地域診療を担う急性期医療機関として患者さんの生活に役立てるかを考え、実践する方針で今後動いていきます。訪問診療においても同様で、当院での継続治療が望ましい患者さんを訪問対象とすることを前提としています。幸いにも近隣で訪問診療を依頼できる医療機関が多いため、我々急性期病院としては、その先生方とさらなる良い連携を行えるように調整していきます。

教育部門

当院は新専門医制度において総合診療科の基幹病院となっており、専攻医が在籍しています。総合診療科専攻医に対して、内科領域を中心としながら、医学に留まらない「人をみるスキル」を持つための教育システムを備えています。かかりつけ医を実践するクリニックと連携し、毎週カンファレンスを行なっていることが最大の特徴です。また初期研修医も多数在籍している臨床研修病院でもあり、初期研修のうちから総合診療のスキルを養えるよう、On the Job Training、レクチャー、カンファレンスを設けています。

まちづくり部門

医師の行える地域医療の実践方法の一つに、地域指向性プライマリケア(Community Oriented Primary Care;COPC)があります。プライマリケアとの違いは、"地域をみる"か、"目の前の患者さんをみる"かです。地域の特性を知り健康問題を捉え、地域を良くするために活動する、それがCOPCです。COPC実践には医師だけでは不十分で、行政との連携が不可欠です。当院総合診療科は行政と連携を組み、ヘルスイノベーション最先端拠点の形成を目指した活動を行なっています。臨床の最前線にいる我々医師が携わることで、地域を癒すことができると確信しています。

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