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ホームニュース原発性アルドステロン症「治療は薬物療法?手術療法?」

2021.01.19 学術活動

原発性アルドステロン症「治療は薬物療法?手術療法?」

第16回CKD Conference in Kamakura

福田先生(旧姓 松本先生)が演者として発表しました!!

昨日行われた第16回CKD Conference in Kamakuraで福田先生がWEBカンファレンス発表を行いました。

司会であるまつむら松村先生よりご指名いただき、「原発性アルドステロン症の診療」についてまとめ、共有していただきました。

原発性アルドステロン症は文字通り、アルドステロンの過剰分泌により全臓器に障害を起こす、二次性高血圧の主要な原因疾患です。

 

ミネラルコルチコイドレセプターは尿細管のみならず、メサンギウム細胞にも強く発現しています。そのため、アルドステロンの過剰は直接的に腎障害も起こします。それ以外にも、糖代謝異常との関連も言われているとのことでした。

 

原発性アルドステロン症に対する治療介入は病因により、具体的に言ってしまえば片側性か両側性かが重要です。ただ、代表的な片側性病変であるアルドステロン産生腺腫であっても、手術治療と薬物治療の成績を比較したとき、予後の観点からの差はまだ証明されていないとのことでした。血圧やカリウムのコントロールは手術に軍配が上がるようですが、新たな薬も開発されてきているMR拮抗薬が、今後どのように活躍してくるか注目が必要そうです。

気になる方はリンクをご参照ください。

福田先生お疲れさまでした!!

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