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2021.06.11 カンファレンス

【SEEDTIME】NBMでの介入を試みた症例

第53回SEEDTIME!

高血圧への介入が進まなかったが…

今回は福田先生からの発表でした。高血圧をずっと指摘されており、本人も血圧が高いことは自覚している。しかし、「それは仕方ないんだ」と話すだけで、降圧剤を始めることができなかったー

患者さんの話を聞きつつ血圧管理の重要性を話しても、何も前に進んでいかない・・。それどころか、自分への風当たりが強くなっている気がする・・。

患者さんの考えと自分の考えが全く違うフィールドにあることを直視し、患者さんの考えに沿って話を進めることに。すると患者さん自身の考えの根底を聞くことができた。その考えにあわせて血圧管理の重要性を二人で共有することができ、薬剤調整に入ることが出来たという素晴らしい報告でした。
【参加者からのコメント】

・今まで数年間介入できていなかった状況を的確に捉え、NBMという手法で解決に至っている。素晴らしいテクニック。

・継続的な関係性をもった上で新たな変化を逃さず評価しケアにつなげることができた症例である。


【全体コメント】

EBMは我々医師にとって親しみやすく、かつ重要な手法と考えます。しかしEBMだけでは太刀打ちできない症例も多く、今回の症例のように、患者さんの「物語」の紐解きが解決に向かうこともあります。

NBMの手法も困難症例には取り入れていきたいですね!

NEXT STEP

・EBMでうまくいかないとき、NBMも取り入れてみる

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