前回の投稿から大分、月日が経ってしまいました。
私は卒後7年目で、2020年末の産後から総合診療科へ所属している納と申します。
沖縄で初期研修を終え、当院総合内科コースで3年間後期研修医として研修し、内科専門医取得後に産休・育休に入りました。その後復職時に、総合診療科に所属しております。
普段の診療としては、内科主治医業務、他科からの内科的介入依頼対応、緩和ケア介入、外傷整形外科との多職種カンファレンス、急性期訪問診療など様々なフィールドで活動しています。
診療業務以外にも院外講演で湘南地域の方々対象に公開講座を行っています。私は認知症についての話をさせていただきました。今後も、できる限り地域の方々のニーズに沿ってテーマを考え、講演できればと考えています。
（左：外来看護師さん向けの勉強会）
また週に一度、「SEED TIME」という総合診療科スタッフ、後期研修医による勉強会も開いており、日々の疑問や学んだことなどを共有する場を設けていたり、著名な先生方をお招きし勉強会を開催したりしています。
（右：週1回SEED TIMEのスライド）
最後に、私が総合診療科へ所属している理由を少し述べたいと思います。
理由は簡単で、女性だけでなく、スタッフの多くが育児に参加する医師であり、相談しやすい環境にあるということ、育児、生活との両立がしやすいということです。もちろん、上記のような業務も毎日学ぶことばかりですし、他科医師、メディカルスタッフとのコミュニケーションの大切さなどを実感しながら、どうすれば患者さんが良くなるか、患者さん、ご家族が望むような方向に進むか、を考え、診療することはとても勉強になり、やり甲斐を感じています。
初期、後期研修医の頃は（勤務時間とか関係なく）ひたすら働く！という感覚が染み付いていたこともありましたが、結婚、出産を機に、より自分・家族の時間を大切にしたいという気持ちが湧くようになりました。それに、私には2歳になったばかりの娘がおりますが、育児しながらの仕事ってとっても大変なんですね！！身を持って感じ、ママ、パパである先輩医師を尊敬する毎日です。そんな私も、ほぼストレスを感じずに復帰後のこの1年を過ごすことができました。そして今また産休・育休へ入ります。
当科は、on-offをしっかり決めて、業務時間内にできる限り終えられるよう、皆で協力しており、家庭の事情など、何かあればお互い様、と助け合って働いています。
男性の育休制度も普及し始め、今後はより男女平等に仕事と育児を行っていく社会になっていくと思いますが、それでも家庭と仕事の両立は大変です。仕事も家庭もどちらも参加して働ける環境が当科にはあるので、関心を持って頂いた方はぜひご連絡頂ければと思います。