SEED TIMEとは?
■SEED TIMEとは?
専攻医・指導医による“困った事”発表会!
研修中に出会う困った症例・事柄をみんなで共有。
どうすれば良い?どうすればさらに良くなる?を考える!
■開催
毎週木曜日 18:00 から ZOOM ミーティングとして開催
発表の後、参加者全員でディスカッションし、学びを深めています。
今日の内容
SEEDTIMEは、亀井恵里先生による「複雑性のある患者」の発表でした。
医療の現場では、身体症状だけでなく心理面や社会的な問題が複雑に絡み合う患者さんに出会うことがあります。対応に苦慮する場面でも、患者さんとの関係を保ちながら診療を進める姿勢が求められます。今回は、そのような複雑困難事例への関わり方について検討しました。
背景にある困難さへのアプローチ
身体的な症状の背後に、過去のトラウマや社会的な孤立、精神的な課題が隠れていることがあります。医療者が対応に困難を感じる時、単に症状だけを見るのではなく、背景にある生きづらさを理解することが大切です。患者さんの不安に対して丁寧に対話し、関係性を維持していく方法を考えました。
フレームワークを用いた状況の客観化
対応が難航する事例では、医療者自身も振り回されて疲弊してしまうリスクがあります。モデルやフレームワークを活用して問題を要素ごとに分解すると、構造が見えやすくなります。現在の立ち位置を客観的に把握することで、冷静に対処するための手がかりが得られます。
多職種連携とチームでの対応方針
チーム全体で一貫した対応をとるためには、スタッフ間で状況や関わり方のルールを共有することが欠かせません。一人で抱え込まずに多職種で話し合い、安全に試せる小さなアプローチを模索します。互いを支え合いながら、最後までやり遂げることが重要です。
今日のコメント
今日のディスカッションポイントは、「困難な事例において医療者が立ち位置を保ち関わり続けるにはどうすべきか」についてでした。
関わりの到達点:患者さんの状態を完全に安定させることが難しくても、担当者が自らの許容の範囲内で診療をやり遂げたこと自体が成果だという声が上がりました。
思考と行動の整理:クネビンフレームワークは、現状の認識だけでなく次にどんな行動をとるべきかまで示してくれるという意見で盛り上がりました。
振り返りの活用:症例の渦中では余裕がなくても、後から振り返ることで次回の客観的な立ち位置の把握に繋がるという話が出ました。
NEXT STEP
複雑な課題を抱える患者さんに対しても、チームで客観的に状況を整理しながら寄り添っていきましょう。
- 立ち位置の客観視:複雑な事例に出会った時は、フレームワークを活用して自分の立ち位置を客観的に把握し対応します。
- 小さな介入の試行:混迷した状況では、仮に失敗しても全体に影響が出ない小さな工夫を新しく考えて試してみます。
- 多職種での検討:対応方針を決めるときは自分一人で抱え込まず、必ずチーム全体で話し合って決定します。
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